「ねぇー、お腹減った。」 「はぁ!? お前頭可笑しいだろ。」 「…何で?」 「だって、あの景色見た後だぞ?」 ありえない…。 「だって、景色じゃお腹一杯にはなんないんだよ?」 こんなの絶対ありえない…。 でも実際は目の前にありえない奴が居る訳で…。 「見せたかいのねー奴。」 普通あの景色見た後にこういうこと言わねーだろ。 まぁ、それがコイツなんだけど…。 「いいしー別に。」 そう言って歯を見せて笑う夜月。 俺の心臓が、壊れそうな程に強く震えた。