「はぁ??? 別に俺、放っとかれてる自覚がないんですけど… それに、マナが生き生きと仕事しているところを見るのが好きだし…」 何をそんなに思いつめてるんだ? 『だって…だってテレビで…きれいな女の人と…仲良く歩いているところ観てたら…私…私…』 マナの涙腺は完全に崩壊してしまった。 テレビできれいな女の人? 仲良く歩いていた? 全く記憶にないんだけど。 「ね、マナ?それいつの話…?」 『私がロンドンに帰ってきた次の日の夜…』 確かあの時は、レナード大臣のお嬢さんと…