璃亜と一緒にいたい。


こんな願いはもう叶わないだろ。





「亜樹良は・・
どんな状況でも璃亜といたい?
それとも、璃亜の幸せのために自分の身を引く?」





俺はどうしたい?

璃亜といたいか、璃亜の幸せを願うか・・・






俺の答えはただ一つ。


「俺は・・────────────」






「そう、分かったわ。
お母さんがなんとかしてみる」

母さんは椅子から立ち上がった。


俺も自分の部屋に戻った。








そして俺は・・・















涙を流しながら

荷物をまとめ始めた。