「お前はいんの?彼氏‥‥」 湘君は、私に顔を近づけてくる。 し、質問返しってやつ…? しかも、顔が近いって〜〜!! 「い、いないよ…?」 「フーン。そうなんだ…」 湘君は、ゆっくりと私から顔を離していく。 『彼氏いない』ってゆうか、 今まで彼氏出来たことないし… 出会う機会もナイしな〜 ま‥別にいいけどねぇ。 そんなことを考えていたら‥ すぐそこには、陸が通う保育園が見える。 「あそこだよ!陸が行ってる保育園。」 湘君に教えるように、保育園を指差した。 .