数十分後。 「湘君。お待たせ〜」 ほうれん草とベーコンのパスタとコンソメスープをささっと作り、湘君に出す私。 「…サンキュ」 湘君はテレビを観ていたが、クルッとこっちを向いて言った。 自分の分のパスタとスープもテーブルを置き、私もリビングに座わる。 「…いただきます」 湘君はフォークを持ち、パスタを食べ始めた。 味は…どうかな? 「ど?美味しい?」 ちょっとドキドキしてたりして…… .