「今日は、現場が遠いんだよ‥ だから、いつもより早く出ないと」 お父さんは、 玄関へ向かった。 「あっ!待って〜!!お弁当忘れてる〜」 慌てて立ち上がり、 お父さんを追い掛けた。 「ハハハ!悪い、悪い‥ 」 「本当忘れっぽいんだから〜」 靴を履いているお父さんに、 お弁当を渡した。 「お前は、母さん似だな‥」 「えっ!?」 「母さんに似て、いい女だよ‥ ハハハ〜!じゃあ、行ってくる」 お父さんは、クルッと背を向けて 出て行った‥ 「‥行ってらっしゃい」 .