「湘お兄ちゃん！10数えてから出るよぉ〜」


「ハイハイ。」




「いくよ〜！い〜ち...」




陸がお湯に浸かりながら、ゆっくり数を数え出す。


俺はそんな陸をぼんやり眺めながら、ぼーっとしていた。





浴槽に浸かるのなんて何年ぶりだろう‥


いつもはシャワーだからな…



つーか、

この風呂も、莉子って奴が掃除してんのか‥？



風呂は隅々までキレイだ。









すげぇな。

俺とタメなのに…




家事全部やってんだな。







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