「いいの?陸をお風呂入れてもらっちゃって‥」 着替えを出している間に、莉子って奴が俺の側で言った。 「‥うん、別にいいよ」 「……そお?じゃあ、よろしくお願いします。」 「‥ん」 着替えを持ち部屋を出ると、陸が俺の手を引っ張り、二人で風呂へ向かった。 風呂の中で… 陸は歌を歌ったり、おもちゃで遊んだりしていて… すげぇ楽しそうだった。 陸の笑顔は 俺にはすごく眩しく感じて、 今日会ったばかりなのに…弟が出来たみたいで、 カワイイとさえ思えた。 .