「莉子お姉ちゃん。私、そろそろ行くねぇ〜」 優が2階から駆け降りて来る。 すると、湘は私の頭から素早く手を離した…… 優は両手に荷物を持って、玄関へ走って行った。 「あっ、優!これ…芽里奈ちゃんのお母さんに渡して!」 さっき買ったばかりの、クッキーの箱が入った紙袋を優に渡す。 「うん、わかった〜」 優は笑顔で、紙袋を受け取る。 「あと……はい!三千円渡しておくから、何か買う時は芽里奈ちゃんのお母さんに出してもらっちゃダメだからね?」 .