「座って‥」 俺がそう言うと‥ 莉子は、俺の目の前の床に正座した。 正座かよ………(汗) 緊張してんだな。 「よ‥用ってなあに?」 莉子は顔を赤くしながら、俺をじっと見つめた。 「あっ、えーと‥‥」 うわ!緊張してきた‥ 俺はポケットに入った莉子へのプレゼントを、ギュッと握る。 喜んで‥くれっかな?? いやっ、ダセーことは言ってらんねぇ。 「ん…」 俺は勇気を出して、莉子にプレゼントを差し出した。 .