とりあえず…渡せそうだな。




俺は一安心して、11時までの時間を過ごした。






………………
…………
……



そして‥

約束の【11時】




俺はプレゼントをポケットに入れ、布団にあぐらをかいて部屋で漫画を読んでいた。


すると‥




――――コンコン



来たか…！




とっさに、漫画を閉じる。




「入って‥」



俺は、ドアに向かって言った。








――――ガチャ





莉子は真っ赤な顔をして、俺の部屋に入って来る‥



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