「そうだぞ?芽依‥」 お父さんが、ビールを飲みながら芽依に言う。 「なによっ‥」 芽依はプルプルと肩を震わしている… 「なによっ!お姉ちゃんのくせに‥母親面しないでよ!!」 ―――――!! 母親‥面……? リビングが一気に静まり返る。 「そうやってアタシに‥お母さんみたいなこと言わないで!迷惑なの!!」 芽依はそう言い残し、リビングから出て行ってしまった‥ 「芽依っっ!」 お父さんが芽依を呼び止めても、芽依は振り返らずに2階へ行ってしまう。 .