「湘お兄ちゃん!夜ごはん“ピザ”とる事になったけどいい〜?」 「俺は、何でもいいよ‥」 「よかったぁ〜。ピザ楽しみだな〜♪」 陸は喜びながら、湘の膝のうえに座った。 陸ってば、嬉しそうだな‥ 普段出前なんて滅多にとらないから、余計に嬉しいんだなぁ。 「お〜い!帰ったぞぉ〜」 あっ。お父さんだ‥! 陸が、部屋に入って来たまま部屋のドアを 開けっ放しにしていた為か‥ 玄関からのお父さんの声が私の部屋まで聞こえて来た。 .