「‥そぉ、だよね…」 芽依の顔がパァっと、明るくなった。 「ありがとう。湘クン!!」 「‥ああ。」 俺は陸の耳から手を離し、立ち上がった‥ 「じゃ。まぁ、頑張れよ」 「うんっ♪」 俺と陸は芽依の部屋から出て、リビングに戻った。 リビングに座り、再びテレビを見始める。 すでにテーブルに皿が並べてあり、台所からはいい臭いがしていた‥ 「莉子お姉ちゃん〜!」 ちらっと台所を見ると、陸が莉子の服を掴んでいた。 .