海に深く入っていく。
水位が膝から腰になってきた。
でもあたしは恐れなかった。
怖くないもん。
諒太の所に行けるなら。
ついに水位が肩まできた。
思い出すのは、写真に写ってるみんな。
ヤンキーな感じだけど誰より友達思いな青依。
青依の幼なじみで、優しく逞しい諒弥。
物静かだけどほんとは明るい杏。
明るいイケメンだけどチャラ男な所が玉に傷な陸。
そして、
問題児だけど、優しくってあたしを好きになってくれた智樹。
智樹、あたしもあなたが好きだった。
だけど、諒太の方を選んだ。
ごめんね。
でもこれで、
終わりだから………。
『………さよなら。』
ザブンッ!!
それからは、あまり覚えてない。
ただ、息苦しい痛みがずっと続いたけど、
後からスーッと楽になってきた。
“里衣。”
最後に意識が途切れる瞬間、
諒太の声が聞こえた。
水位が膝から腰になってきた。
でもあたしは恐れなかった。
怖くないもん。
諒太の所に行けるなら。
ついに水位が肩まできた。
思い出すのは、写真に写ってるみんな。
ヤンキーな感じだけど誰より友達思いな青依。
青依の幼なじみで、優しく逞しい諒弥。
物静かだけどほんとは明るい杏。
明るいイケメンだけどチャラ男な所が玉に傷な陸。
そして、
問題児だけど、優しくってあたしを好きになってくれた智樹。
智樹、あたしもあなたが好きだった。
だけど、諒太の方を選んだ。
ごめんね。
でもこれで、
終わりだから………。
『………さよなら。』
ザブンッ!!
それからは、あまり覚えてない。
ただ、息苦しい痛みがずっと続いたけど、
後からスーッと楽になってきた。
“里衣。”
最後に意識が途切れる瞬間、
諒太の声が聞こえた。



