俺は、頭がイカれてるこいつの拳を掴んだ。
『こいつに手を出したら……
絶対俺が許さない!!』
ブンッ!!
男の拳をはたき落とし、
パシッ!!
『逃げるぞ!!!』
『え……うん!!!!』
俺達は、がむしゃらに逃げた。
『おい、待て!!!!』
シツコイくらいに追いかけてくる男達。
どうやら諒太達はそのまま置いてきたみたいだ。
それに気付き安心なしたのか、
ギュ……
青依がしっかりと俺の手を握った。
………今思えば、こんな事なんてなかった。
いつも俺は青依に引っ張られてばかり。
何から逃げるときも、
『早く!!!!』
青依が先に手を伸ばしていた。
あの頃から、
俺は、強くなりたいと願った。
いつまでも青依に助けられたらみっともない。
だから、俺は強くなった。
青依ほどまではいかないけと、大抵の人には勝てる。
だけど、何かが足りなかった。
それは、守るもの。
俺は誰が守りたかった?
………青依が守りたかったのに、
一体俺は何をしてたのだろう?
俺は、無我夢中に走りながら、
ずっと自問自答していた。
『こいつに手を出したら……
絶対俺が許さない!!』
ブンッ!!
男の拳をはたき落とし、
パシッ!!
『逃げるぞ!!!』
『え……うん!!!!』
俺達は、がむしゃらに逃げた。
『おい、待て!!!!』
シツコイくらいに追いかけてくる男達。
どうやら諒太達はそのまま置いてきたみたいだ。
それに気付き安心なしたのか、
ギュ……
青依がしっかりと俺の手を握った。
………今思えば、こんな事なんてなかった。
いつも俺は青依に引っ張られてばかり。
何から逃げるときも、
『早く!!!!』
青依が先に手を伸ばしていた。
あの頃から、
俺は、強くなりたいと願った。
いつまでも青依に助けられたらみっともない。
だから、俺は強くなった。
青依ほどまではいかないけと、大抵の人には勝てる。
だけど、何かが足りなかった。
それは、守るもの。
俺は誰が守りたかった?
………青依が守りたかったのに、
一体俺は何をしてたのだろう?
俺は、無我夢中に走りながら、
ずっと自問自答していた。



