あそこで懺悔をすれば許されるのではないだろうか。
教会に逃げ込めば、もしかしたら罪が軽くなるかもしれないし、正しい道へと向かえるかもしれない。
「行く、兄さんのいる教会に行くよ。こっち来てお母さんに会ったらヤバイだろうし、この街の人は兄さんのこと覚えてるだろうから噂されるし。……その代わり友達も一緒でいい?」
『あぁ、そうですね…。すみません、少し遠いですが…第3地区北部の教会です』
「うん、わかった。夕方過ぎくらいになるかもしれないけど大丈夫かな?」
『大丈夫ですよ、お待ちしています』
そして幾つかの言葉を交わした後に電話を切った。
後は明日、15時までに裏路地へ行って二人を説得し、教会へ行って、そこで懺悔をする。
そうすれば、許されるはず。
警察が来ても懺悔をしていれば罪は軽くなるし、乱暴なこともしてこないだろう。兄さんたちがいれば怖くないし、居場所を失うことはない。
ルックはそんな計画を立てて、風呂に入るとベッドで眠った。
しかし睡眠は浅く、何度も目が覚めては眠れなくなり、いつの間にか転寝をして、を繰り返した。
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