…りっちゃん


りっちゃんの泣き顔見たの

2回目だね。


ありがとう

本当にありがとう


「しゅーちゃん。もう良いの?」

「うん、お待たせお母さん」

「もうすぐ電車来るよ…行こっか」

「うん…」


私達はホームへ向かった。

階段を降りる時

何か胸がざわついた。


ココは…堅斗が亡くなった場所だ…。


「…ッ」

私は震える足で一歩踏み出した。


大丈夫、私は強くなる。


私達は電車に乗った。