連れて行かれたのは

少し薄暗い

古い小屋。


「カ、イ?」


「ごめん、」

そう、謝る海。

なんで、謝るの…?

もしかして…。

変なことが

脳裏をよぎる。

違うよね…

海は、そんな人じゃない。


どんどん

暗い所に

入って行く。

意外と奥行きのあるこの小屋に

驚く。


でも、それ以上に

不安や

恐怖が

あたしを襲う。


海…

違うよね。