―― あれから数日 そろそろ限界だな。なんて思いながらも、1人に慣れつつあった。 やっぱり一番辛いのは、隣に瑛斗が座ってること。 左ばっかりが気になって、 落ち着けない。 休み時間になり、ハァとため息をついた時……。 「美愛、今日放課後残って」 いきなり龍が話しかけてきたもんだから、びっくりした。 「よろしくな~!」 返事をする前にお茶目な笑顔を残して自分の席に戻って行った。