「本当に!どうりで、鉄人機ぐらいで驚くはずだわ!名前のイントネーションも少しおかしかったし、ねぇどうやってこの世界に来たの?」 え、信じるの? カオリさん、セレブなのに……。 「え、それは……。」 「あ、そういうことは聞いちゃいけなかったことよね?でも、私そういうことに憧れていたのよ。異世界からの未知の遭遇ってヤツ。」 目を恍惚に光らせて、まくしたてるカオリ。 おそらく、先ほどの私ってこんな感じなのだろうな。