蛍光灯からは、先ほどの薄水色の光から、カラフルな色を放ちながら点滅している。 どうやらワッカの部分が入り口になることは、考えなくても分かった。 周りのカラフルな点滅が終わると、ワッカの部分が開いていく。 『ゲートオープン』 再び、蛍光灯からアナウンスが聞こえた。 ゲートオープンといっている以上は、やっぱり扉が開いたというコトなのだろう。 私は、恐る恐る蛍光灯のワッカの部分を覗き込む。 そこ広がっていたのは、漆黒と呼ぶにはふさわしすぎる、真っ黒な穴。