坂口美里とガルダスト



「う~ん、それは、分からないけど、とりあえず、実験してみないことには。」


 トートバックを重そうに、カオリの足元に下ろす。


「それもそうね。それじゃあ、さっそくやってみましょう。」


 笑顔でトートバックに手を突っ込むカオリ。


 さっそく、ビールの缶を両手に持って、ガルダストの肩まで上っていく。


 なるほど、ガルダストのエネルギーは肩から入れるのか。


 それで、隣にある移動式巨大階段は、そういう目的のためだったんだな。