「ですが、お嬢様の機体以外は最近、動いていないと噂されています。」
「噂は、噂ですわ。他の者たちが最近忙しくて、あまり動かしていないだけです。ご心配には及びません。家は、整備にも専用のスタッフを置いてありまし、エネルギー残量も常にチェックして動かしています。まだまだ、我が家の鉄人機は動けます。」
「そうですか。では、万が一、故障等で動かなくなった際はすぐに、我が社までご連絡を。すぐにでも取りに参りますので。」
「そのときは、お願いしますわ。」
「では、今日はこの辺で。あ、後、これはあくまで年配者からの忠告ですが、貴族階級のものがそのような中流階級のものと食事するのは、あまり誉められた行為ではありませんな。我々は、高貴な血を持っているのですから。」


