坂口美里とガルダスト



「あら?アルタスさま。ようこそ、我が家にいらっしゃいませ。すいませんが、今、私は友人をお招きしている最中ですので、申し訳ありませんが……。」


 うわっ、顔近づけるな。油が飛ぶ!


 顔が気持ち悪い!


「そいつは失礼しました。いや、それにしても、最初は人違いだと思いましたよ。まさかこの国の経済界のトップクラスの一人である、アマネ家のお嬢様が、このような下種な人種と一緒にお食事を取られるとは、夢にも思いませんでしたので。」


 言いながら、ちらりと私のほうを見る「アルタスさま」


 なんだと?このハゲ豚。