坂口美里とガルダスト



「ところで、美里。さっきから喋り方が硬いわよ。アナタには階級なんて関係ないんだから、もっと砕けた喋り方でもいいのよ。」


 呆れ声で言うカオリ。


 そう簡単に言ってくれるが、こんなゴージャス感漂う家の中に住んでいて、しかも、あのアルマーニ軍団をあごで使えるお嬢様に溜め口なんて簡単につかえるはずもない。


「いや、それは、またおいおい。」


 そんな言葉でごまかしといた。