「うん。そりゃもう。だって、私たちの世界ではね。第1階級から、第15階級まで、人の身分が分別されていて、それぞれに、厳しいルールが惹かれているの。ちなみに、私は第3階級ね。」 「第3階級?」 意味が分からないといわんばかりにカオリの言葉を復唱する。 「あぁ、この国で第1階級といえば、王族のみ。そこから身分と財産に応じて、貴族の中では第2階級から第5階級まで振り分けられるの。後にお金や、国にどれだけ貢献したかによって、繰り上がることも可能だけど、私は今の階級で満足しているわ。」