「そろそろっかな…」


神様が呟いた気がした。

私はもう、何も考えることができなかった。


准兄もこんな気分だったの?私が死んで。


「そろそろ、来るよ?君の准兄。行かなくていいの?」


「准…兄が…?」


神様が頷き、花畑の方を指差した。


「行っておいで。後悔しないようにね♪」



「ありがとうございますっ」


私は無我夢中で走り出した。


准兄にまだ生きていてほしい…


私の分まで生きてほしいよっ…