キャンプ場まで戻るとパパとママ達が心配そうに辺りを捜し回っていた。

泥だらけになっていた良斗は見つかるなりママに怒られていた。


そして優斗を1人にした話を聞いたパパに思い切り拳骨をもらい泣き出した。


それでも琴音には、良斗が世界中の誰よりも格好よく見えていたのだった。


優斗はそれからすぐにテントに入ってしまった。


次の朝、琴音と良斗はいつの日かまた会う約束を交わした。

優斗はテントでそれを見ているだけだった。