次の日。 私はなんとなく優斗と拓哉と距離を置きたくて亜季と美穂と一緒に過ごした。 いつもだったら強引に近づいてくる優斗もやってこない。 ただ、すれ違うときに笑顔で手を振ってくれるのはいつも通りだった。 拓哉は拓哉で、マイペース。 私は2人に返事もできず、どちらかを選ぶこともできないままに、その日を迎えることになるのだった。