そのままチャイムが鳴ってしまって結局私は亜希と拓哉が何を話してたのかを知ることはなかった。
そして放課後になるとまた亜希がやってきた。
「琴音。久々にカラオケ行こうか。美穂も誘ってさ。」
「今から?別に良いけど……」
「よし、決定。じゃあ私は美穂誘ってくるから琴音は校門で待ってて。じゃ。」
「ちょ、ちょっと亜希?」
美穂を誘うのなんて私も一緒に行けばいいだけの話なのに、亜希はそう言って走っていく。
県代表の亜希のスプリントに追い付けるはずもなく、私は亜希を見失う。
「もう、最近私おいていかれてばっかりな気がする。」
仕方ないから私はトボトボと校門へと向かっていく。
夕陽に照らされ、校舎の窓から少し赤みがかった暖かい陽射しが流れ込む。
放課後の校舎、少し寂しげだけど、何だか柔らかい空気が流れていて私は好きだ。
一階の職員室前を通ると、生活指導の坂崎先生と一緒に歩いている知らない男の子とすれ違った。
「綺麗な顔立ちだなぁ、女の子みたいに肌キレイ。」
そんなこと思いながらまじまじと見ていたら、男の子が私に気付いて笑顔でお辞儀をしてきた。
驚いたけど、私もお辞儀をし返す。
「じゃあ校長に挨拶しよう、どうぞ入って優斗くん。」
そして2人は職員室へと入っていった。
何だか不思議な雰囲気の男の子だったな。
しかもちょっと格好良かったし。。。
そして放課後になるとまた亜希がやってきた。
「琴音。久々にカラオケ行こうか。美穂も誘ってさ。」
「今から?別に良いけど……」
「よし、決定。じゃあ私は美穂誘ってくるから琴音は校門で待ってて。じゃ。」
「ちょ、ちょっと亜希?」
美穂を誘うのなんて私も一緒に行けばいいだけの話なのに、亜希はそう言って走っていく。
県代表の亜希のスプリントに追い付けるはずもなく、私は亜希を見失う。
「もう、最近私おいていかれてばっかりな気がする。」
仕方ないから私はトボトボと校門へと向かっていく。
夕陽に照らされ、校舎の窓から少し赤みがかった暖かい陽射しが流れ込む。
放課後の校舎、少し寂しげだけど、何だか柔らかい空気が流れていて私は好きだ。
一階の職員室前を通ると、生活指導の坂崎先生と一緒に歩いている知らない男の子とすれ違った。
「綺麗な顔立ちだなぁ、女の子みたいに肌キレイ。」
そんなこと思いながらまじまじと見ていたら、男の子が私に気付いて笑顔でお辞儀をしてきた。
驚いたけど、私もお辞儀をし返す。
「じゃあ校長に挨拶しよう、どうぞ入って優斗くん。」
そして2人は職員室へと入っていった。
何だか不思議な雰囲気の男の子だったな。
しかもちょっと格好良かったし。。。



