「ただいまー。」

「おかえり琴音。あなたに手紙が来てるわよ。」


家に着いた私を迎えたのは予期せぬ手紙だった。

靴箱の上に分かりやすく置いてあった手紙を手に取る。

「えっ…………」

その送り主を見て私は驚いた。

「――優斗。」