亜季は帰りぎわこんなことを聞いてきた。
「明日は来れそう?」
「…………。」
私は自信がなくて返事できなかった。
すると。
「分かった明日はゆっくり休みな。でも明後日は絶対に来なさいね。」
亜季はいつでもキラキラしてる。
素直だしズルいことを決してしないし、優しいし、顔だって私なんかよりずっと可愛い。
でも亜季の凄い所はそんなところじゃなくて、私みたいな亜季より弱い人間に本気でぶつかってきてくれるところだ。
「もし明後日来なかったら、家まで来て引っ張り出すからね!!いい?」
「……うん、ありがとう亜季。」
亜季はニカッと笑って帰っていった。
その夜、透き通った空を見ていたら流れ星を見つけた。
消えるまでに三回もお願いすることはできなかったけど、
あの優しい親友がスポーツでも恋愛でも成功してくれることを、真剣に願ったりしたんだ。