やっぱり私は、自分から好きになった人じゃないとダメみたいだ。 白馬の王子様に迎えに来てもらうのが夢だった私は間違っていた。 追いかけないと好きになれないんだ。 叶わなくても、追いかけないとダメなんだ。 でも、そうならそうでいいじゃない。 とろくて、平凡で、何もできない私だけど、こうやって夢中になれることがあるっていうことは、とても幸せなことじゃない。 それが分かっただけでも、バンザイだ。 藍田くんのことを好きになったことは無駄なんかじゃなかったんだ。 好きになってよかったんだよ。