「何、これ?」
「お見舞いよ」
里佳子は、意味深に笑うだけで、何の説明もない。
普通、お見舞いといったら、花なんだろうけど。
デパートの包装紙に包まれたそれは、お見舞いというよりは、
誕生日プレゼントと言うのがぴったりな・・。
「里佳子・・・」
私の硬直した顔を見て、里佳子がぷっと吹き出す。
そりゃあ、固まるよ。
だって、
包みの中身が。
「素敵なランジェリーでしょ?」
私の耳元で、くすりと笑う里佳子。
「あのねぇ。何考えてんのよ」
大部屋だからってわけではなく、
自分の部屋でだって、広げられないよ。
こんな真っ赤な。
申し訳程度にしか、布地が、ない下着。

