レンジの音が、チンと鳴ってカレーが温まった事を知らせる。 冷蔵庫の中にあったサラダを取り出して、机に並べると、豪華すぎる朝食の完成だ。 世間が私たちの関係を許すのは、難しいことかもしれない。 それでも彼となら、亮雅と二人でなら後悔はしないと思うから。 たとえ遠い未来に、破局が訪れるとしても、やらないで後悔するよりはやって後悔したほうが豊かな人生が送れる気がするから。 「いただきます!」 いつもと同じように、私は両手を合わせて声を張り上げた。 生きているこの毎日に、感謝を込めて--。