明るい蛍光灯の下で裸になっているのに、恥ずかしいという感情は隅っこに追いやられてしまい。
力がぬけて壁にもたれかかっている私の足元には、はぎとられた衣服が転がっている。
気づけば後ろから亮雅に抱きかかえられるようにして、浴槽に沈められていた。
亮雅の両手が縦横無尽に移動して、私の体は3年前と変わらぬ反応を示す。
お湯が冷めないようにと二人で入ったはずなのに、最初からお湯はかなりぬるかった。
こうなることを想定して、最初から低めの温度設定にしていたに違いない。
急に、昔二人でラブホテルに入ったときのお湯が熱かった事を思い出す。
なんだか妙に悔しくて、わずかに残った理性を総動員して亮雅に訴えた。
「りょ、が」
「なんだ」
「亮雅の気持ち、教えて」
「そんなこと、言わなくてもわかってるはずだ」
「わから、ないよ。
じゃあ、これも契約?それとも哀れみ?」
本気でそう思っているわけではないけれど。
ちゃんと言葉にしてほしい。
言葉なんて要らないって言う人もいるけど、言葉は大事だと思う。
だって、言わなくてもわかるなんて、私には傲慢に聞こえるから。

