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「どうだった?」
「合格!!」
「きゃ~、おめでとう!!」
里佳子が無事看護学校の入学を決めたのは、雪のちらつく1月のことだった。
看護学校近くのファストフード店で、私と里佳子はささやかな合格祝いをかねた昼ごはんを食べることにした。
「私も頑張らなきゃな~」
ポテトをつまみながら、里佳子が椅子においたA4の封筒を眺める。
あの中には入学に際しての色んな書類が入っているのだろう。
「夏夜なら大丈夫だよ。落ち着けば絶対平気!」
「ならいいんだけどね。
もっとも学校の試験に受かったところで、働きながら准看になれるかどうかはまた別問題だしね」
准看というのは准看護師のことだ。看護師が国家試験資格であるのにたいし、准看は都道府県知事が認める資格だ。
その制度上の性質から廃止が訴えられているものの、医師会の反対でいまだに存続している不思議な資格。
もっとも、働きながら学校に通えるという利点があるため、
私のような人間にはまたとないおいしい話なのであるが。

