里佳子との会話が終了した後も、携帯を切れないでいた。
・・大丈夫、か。
ヘルプというのは、お休みを取った人の代わりの人員のことだ。
有給をとる場合や、突発的な対応のために受付の仕事がある程度できるようにしている。
普段いるメンバーよりも仕事の効率は落ちるが、それでもきてもらえばずいぶん助かる。
私の入院中も来てくれたのと同じヘルプさんかもしれない。
里佳子の言葉に、がっかりした自分を見つけて、
仕事のことを尋ねたのは、私がいなくて大変だって言われたかったのだと気づいた。
里佳子たちに迷惑をかけたかったわけでは、もちろんない。
私の体を気遣って、大丈夫って言ってくれたのかもしれない。
でも。
・・何やってたんだろうな、私。
姉のカルテを探す目的でもぐりこんだ病院。
けれど、そこは私にとっていつの間にか生活の一つとしてなくてはならないものになっていて。
私の居場所。

