%コード・イエロー%


ネオンの明るさがやけに目にしみる。

楽しそうな笑い声の中、あてもなく歩き続けた。


部屋に入れない私は、

慌てて家賃保証会社に電話したものの、むなしい機械音に対応されただけだった。

時間が遅いから営業が終わっているだけかもしれない。

でも、もしもGW中、ずっと閉まっていたら?


携帯を操作すると、何人もの名前が表示される。

里佳子の名前を見て手が止まったけど、電話はできなかった。

彼氏と楽しく過ごしているところを邪魔したくない。


電話帳に載っている名前は、ざっと200件。

けど、そのどれもに、電話する勇気はなかった。

薄い人付き合いしかしてこなかった私には、

友達と呼べる人間など、ほとんどいない。


改めてそのことに気づいて、愕然とした。

わかってたことなのに、それが辛くて苦しい。