…た助かったぁ。 「堪忍なぁ、 せやけど、一応先に吹っ掛けてきたのは姫さんのほうやで」 と微笑みながら両手をあたしの脇の下に入れて持ち上げる形で立ち上がらせてくれた あたしは泣きそうな顔を隠すために うつ向きながら中井にお礼を言った