躊躇しながらそこに深く腰かけた



美人な女の人はその隣にあった背もたれのない椅子に座る



「申し遅れましたなぁ
うちの名前は花雪って言うんどす
ここのオーナーやってはります」




「あっ、えっと三木くんと同じ学校に通ってる、綾波愛結っていいます」



固くなりながら
深く頭を下げた



「そんなに、固とうならんくてええんどすえ」



花雪さんの笑顔に安心感を覚えた




「あのー…
三木くんってよくここ出入りしてるんですか?」



あいつのとこにのり込みに行ったときもビリヤードがなんとかって言ってたっけ?