4月7日。

今日は、私達の新たな生活が始まる日でもある。

私は、高校に早く入学したかった。

中学ではいじめられていたから・・・・・。

なんでかは、よく分からないけど。

「・・・・璃憧姫奈」

「はい。」

私は、校長に呼ばれ席を立った。

そして、全員呼び終わったところで長い話。

「それでは、クラス表を配ります。」

隣の人から紙が配られた。

「C組かぁ。。。。」

1クラスの生徒数は約45人。

多い方だと思う。

この学校には知っている人はいない。

あんな馬鹿な奴らが行く学校なんてもう散々だからね。

別に、友達なんていなくたっていいもんね。

友達なんて・・・・・。

本当は欲しくてたまらなかった。

「ねぇ。」

後ろから肩をたたかれた。

「同じクラスかなぁ?C組だよね。」

「うん。」

私は返事をした。

「私、美麗・・・北神美麗。」

髪は真っ黒で、さらさらロング。

背が高くてスラッとしている。

「私は、璃憧姫奈。」

「姫奈ちゃんね、よろしく♪」

私にウインクした。

この子とさっそく友達になれそうな気がした。