「あ、すみませ…」 「ちゃんと前見ねえと 危ねえだろうが」 え…? 恐る恐る顔を上げると… 「オウガッ!!」 そこには初めて 会った時のように この暑いなか しっかり帽子をかぶった オウガがいた。 「久しぶり、由羅」 あたしたちは そのまましっかりと 抱き合った。 ~END~