ウルフな彼


「はあ…」



完全に迷った。



「どうしよう…。
とりあえず本拠地に…
でもどっち?
大体今オウガと
顔合わせるのは…」



どうすればいいか
わからずに
座り込んで
うなだれていると
上から声が降ってきた。



「あの…大丈夫ですか?」

「へ…」

「あ、すみません!
驚かせてしまって…

私、レンさんと
組んでる妃奈(ヒナ)
と申します」



あ…
見たことあると
思ったら…


冷たい目の人のペア…。