「殺しちゃだめ…。 こんなの間違ってるよ… オウガ…」 「由羅…?」 「オウガたちの 文化を否定する つもりはない。 だけど… こんなに泣いてくれる 人がいるのに、 その人の死を 悲しんでくれる 人がいるのに、 殺しちゃうなんて こんなの 間違ってるよ…」 そこにいる全員が 静かにあたしを 見つめていた…。