ウルフな彼


「いいかげんにしてよ…。
あんたどんだけ
適当なの?

あたし、殺し合いする
ッてわかってたら
あんたになんか
着いて来なかったのに」

「あ?」

「しかも結婚??
ふざけないでよ。

こんな狼ばっかの集落で

意味わかんない
ボスと結婚?

そんなん絶対お断り!」



シンと静まり返る部屋。



眉をひそめるオウガ。



「しょうがねえだろ。
女のパートナーが
いねえとデスマッチに
参加できねえんだ」