ウルフな彼



うわあ…

おっきい…。



そこには見上げるほど
大きな狼。


おそらくこの人…

この狼がボスだろう。



部屋はすっごく広いのに

このボスからしたら
全然足りないように
見える。



「こいつがオレの
パートナーに
選んだ人間だ」

「ふむ…。
人間、名はなんと言う?」

「えッ?あっ由羅です」

「そうか…良い名だな」

「あ、ありがとう
ございます…」