黙々と歩き続けて10分。



どうしよう…
どうやって
逃げ出せばいいの?



てゆーかさっき
選んだとか
言ってたけど…


どーゆうことなんだろ…。



「よし、着いたぞ」

「由羅ちゃん、
ようこそ狼人間の
集落へーッ!」

「わあ…」



森を進むと
開けた場所があって

そこには決して
大きくはないけど

にぎやかな集落があった。



意外な印象に
驚きを隠せなくて

素直に声を
出してしまった。