せみの声がうるさい。 ジリジリと太陽が あたしを照らす。 あたし、 小波 由羅(コナミ ユラ) 高校2年生。 今は学校が夏休み中。 だから田舎の おばあちゃん家に 1人でやってきた。 あたしは別に 来なくても良かったけど お母さんが 一生会えなくなったら 後悔するよ なんて演技でもないこと 言うから。 まあ暇だったし来てみた。 ぶっちゃけあたしは、 おばあちゃんが 死んじゃっても 特になんも思わないけど。 だって あんまり関わりないし。